2009年5月15日

景気判断、上方修正

日銀は15日、「大幅に悪化している」という現在の景気判断を上方修正する方向で検討に入った。「大幅に」を削除する案を軸に、21、22両日の金融政策決定会合で議論する。足元の輸出・生産に回復の兆しが見られることから、検討が必要と判断した。上方修正すれば、2006年7月以来2年10カ月ぶりとなる。
 日銀は07年11月まで「景気は緩やかに拡大している」との認識を示していたが、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題などを受け、徐々に下方修正。金融危機による急激な景気後退に伴い、昨年12月には「悪化している」、今年1月には現在の「大幅に悪化している」にそれぞれ判断を改めた。
 しかし、3月の鉱工業生産指数は6カ月ぶりに前月比プラスに転じており、急激な景気悪化に歯止めが掛かったかどうかを決定会合で判断する考えだ。併せて、「当面、悪化を続ける可能性が高い」としている景気の先行き見通しについても見直しを進める。 

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